伊藤計劃

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2017-01-30 :EGOISTによる「虐殺器官」主題歌
「リローデッド」×マイケル・アリアス監督のコラボ
スペシャルムービー期間限定公開!

「虐殺器官」主題歌であるEGOIST「リローデッド」の
スペシャルムービーが期間限定公開!

このスペシャルムービーは、【Project Itoh】シリーズの中の1作である
「ハーモニー」の監督、マイケル・アリアスが特別に制作しました。

「「虐殺器官」を、なんとなく呼び起こすことのできるスペシャルムービーが作れたら良いと思った。もう一つの目標は、「虐殺器官」の世界感と「ハーモニー」の世界感を結びつけ、その共通バックストーリーを少し味わせる事だった」
とマイケル・アリアス監督は語り、本編とはまた違った【Project Itoh】の世界を
想起することのできる、ムービーとなりました。
スペシャルムービーは2月10日(金)19:00までの期間限定公開となりますので是非チェックして下さいね!

【マイケル・アリアス監督 コメント全文】
EGOIST’s electronic music employs a palette of abstract, synthetic sounds, so it made sense to
create a music video for the song “Reloaded” using abstract, synthetic visuals. I also wanted to
create a music video that “evokes” Genocidal Organ without actually showing excerpts from it,
like so many film-soundtrack music videos. Another goal of mine was to link the world of
Genocidal Organ, and that of Harmony (which I directed with Takashi Nakamura), and suggest
some of the backstory that the two stories share. I want the stock footage, analog style video
distortion, and military-style imagery to hint at themes from Genocidal Organ. On the other hand,
the information graphic, motion graphic, and procedurally-generated sequences, should feel like
they belong to Harmony (and in fact, I used variations of techniques I developed for Harmony).

Michael Arias, January 2017, Tokyo

EGOISTの音楽は、人工的で抽象的な音源から構成されているから、「リローデッド」のスペシャルムービーを作るにあたっても人工的で抽象的な映像をベースにした。それに、本編の映像をそのまま使うような、映画音楽のPVのようなありがちな形ではなく、「虐殺器官」を、なんとなく呼び起こすことのできるスペシャルムービーが作れたら良いと思った。
もう一つの目標は、「虐殺器官」の世界感と「ハーモニー」の世界感を結びつけ、その共通バックストーリーを少し味わせる事だった。ストック映像、アナログ風ディストーション、ミリタリーっぽいイメージなどは、「虐殺器官」のテーマのヒントになってほしい。一方で、インフォグラフィック的な映像やプロシージャル生成(アルゴリズムによる自動作成)の映像は、「ハーモニー」の世界へのリンクになれば良いと思う(実は、この中で「ハーモニー」用に開発したテクニックを使用している)。

マイケル・アリアス 2017年1月 東京にて